カロリー制限だけじゃNG?太りやすい生活習慣6つ

カロリー制限だけじゃNG?太りやすい生活習慣6つ

ダイエットのために甘いものや脂肪の多いものを控えたり、食事に気を使っているという方は多いでしょう。しかし、やせるためには食事のカロリー制限といったこと以外にも、生活習慣で気をつけるべきポイントがあります。ここでは、ダイエットのために注意したい、太りやすくなる生活習慣6つをご紹介します。

 

夕食の時間が遅い

キーボード_時計

夜遅い時間の食事は、太る原因になります。夜になると体は休息モードになり、基礎代謝が低下するため、エネルギー消費量が減ります。そのため、夜食べたものは脂肪として蓄積されやすいのです。ダイエットのためには、夕食は寝る3時間前には済ませるようにしましょう。どうしても遅くなるときは脂肪の摂取を控えめにし、野菜スープや雑炊など消化のよいものを選び、食べ過ぎないように注意してください。

 

食事の時間が不規則または食事を抜きがち

仕事_ランチ

ダイエット中でも、1日3食規則正しい食事を心がけましょう。食事の時間が不規則だったり、食事を抜くことはダイエットに悪影響を及ぼします。次の食事までの時間が長いと、空腹感が強くなり食べ過ぎる原因になります。また、食事を抜いたりして、摂取エネルギーを急激に減らすと、体は生命の危機を感じて、食事からのエネルギーを脂肪としてため込もうとするので、太りやすくなってしまいます。

 

運動不足

階段_女性

運動不足だと、筋肉量が減って基礎代謝が低下します。その結果、エネルギー消費量が減少して、脂肪が燃えにくい体質になってしまいます。ウォーキングやストレッチなどの有酸素運動や、軽い腹筋運動などの筋力トレーニングは、脂肪を燃焼したり、筋力アップに効果があるので、ぜひ日常生活に取り入れましょう。

 

 

睡眠不足

睡眠不足_女性

ダイエットと聞くと、まず食事や運動を思い浮かべる人が多いと思いますが、それ以外に睡眠も肥満に影響することがわかっています。睡眠が不足すると、食欲を増進させるホルモン「グレリン」の分泌が増え、食欲を抑えるホルモン「レプチン」の分泌が減少するため、満腹感が得にくくなり、食べ過ぎを招いて太りやすくなります。適切な睡眠時間には個人差がありますが、最も脂肪がたまりにくいとされる7時間前後の睡眠をとるように心がけてください。

 

ストレスが多い

ストレス_女性

ストレスも太りやすくなる原因の一つ。ストレスを感じると、脳から「コルチゾール」というホルモンが分泌され、「セロトニン」が減少します。セロトニンは精神を安定させ、食欲を抑えるホルモンであり、不足すると過食を招きやすくなります。趣味を楽しんだり、自分に合ったリラックス法を実践して、ストレスをためないようにし、食べ過ぎやヤケ食いを防ぎましょう。

 

冷え対策をしていない

冷え_女性

冷えを感じやすい人は基礎代謝が低く、太りやすい傾向があります。基礎代謝が低いと、食事から摂った栄養がスムーズに代謝されません。すると、代謝しきれず余ったエネルギーが脂肪として蓄積されて太りやすいほか、熱を生み出す力も弱いので、冷えを感じやすくなります。

基礎代謝を上げるには、筋肉を増やすことが必要です。そのために、適度な運動をしたり、積極的に歩くなど日常生活で意識的に体を動かしましょう。また、体を冷やさないような服装を心がけたり、湯ぶねにつかって入浴し、体を温めて血行をよくすることも大切です。

 

 

最後に

太りにくい生活へと改善することが、ダイエット成功への重要なカギ。今回ご紹介したポイントに当てはまる方は、まずは生活習慣の見直しから始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

<参考>
阿部純子『危ないダイエット』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2009年
石井直方『太らない教室』情報センター出版局、2009年
石川善樹『最後のダイエット』マガジンハウス、2015年
山田昌彦・石田良恵『体脂肪がスッキリとれる本』ナツメ社、2003年
オムロンヘルスケア 生活習慣病ガイド「肥満」
学研プラス FYTTEweb ダイエットの基本
タニタ からだカルテ タニタの健康コラム
タニタ 健康のつくりかた
日本経済新聞社・日経BP社 NIKKEI STYLE「食欲の秋 寝不足は肥満のもと」
農林水産省 健康な毎日を過ごすために~食生活Q&A~「正しいダイエットとは?」
養命酒製造 元気通信「『冷え太り』にご用心!」